東京で女性におすすめの職業とは?

子どもたち

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東京で働く際、女性におすすめの職業

国の政策として大きな柱としていることに、女性の社会進出促進があります。
男女共同参画は特定の地域だけでなく全国的に行われているところですが、就業者数が最も多い東京都内においてはその働きかけは特に大きなものです。

しかし失業者数や正規雇用者数が増加傾向にある一方で、男女の給与格差は横ばい状況が続いているのが現状で、世界的に見ても女性の参加率が低いことが分かっています。

そこで東京都では特に女性の割合が高い業種に対して、自治体主導の補助支援を行っています。
中でも特に力を入れている業種としては以下のようなものです。

  • 保育士
  • 看護士
  • 中小企業従業員

これらは女性の割合が高いか、もしくは慢性的な人材不足になっている業種であるということから、これから就業しようとしている女性や、東京に転職をしようとしている女性に対して就業支援を行っているのです。

具体的な職業支援政策

具体的な職業支援策としては、必要な資格を取得する場合の学費補助や、移住を希望する場合の家賃補助といったものがあります。
ウーマンズハローワークなど女性の求人を扱っている場所では、就業を希望する女性からの相談を受け付けたり、そこから必要な職業訓練をするといったことも行われています。

中でも注目をしておきたいのが保育士の仕事で、全国的にも非常に待機児童数が多く、その受け皿を急ピッチで整備しているということもあり、人材不足は深刻です。

「保育士求人ナビ」というサイトで東京都の保育士求人を見ると、保育士の求人は23区を中心に非常に多く出されており、すでに保育士の資格を取得している人にとってはいつでも仕事を探すことができるようになっています。

現在保育士資格がないという人のためにも、国家試験を受験できるようにする支援制度が実施されています。
具体的には、先に幼稚園教諭免許を持っている人で、すでに勤務経験が一定年数あるという場合などです。

また指定保育士養成施設に在学し、そこで保育士資格の取得を目指している学生に対して就学金の貸付をする制度もあります。
申し込みには期限が設けられていますが、これから保育業界を目指す人にとっては大変便利な制度と言えるでしょう。

東京都が行っている保育士人材確保の制度の中でも、目玉となっているのは保育士の待遇改善のための給与補助の制度です。
すでに全国的に保育士として勤務をする人材に対して自治体が月額2万1000円上乗せをする制度が実施されていますが、さらに東京都ではそこに上乗せをして月額4万4000円を上乗せすることが決定しています。

職責や勤続年数に応じて上昇していく仕組みになっているので、保育士として勤務をするのであれば都内で長く勤めるのがおすすめです。

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