恋人がいなくても幸せな人の特徴
日本においては男女の付き合いというのは結婚を前提とする文化が長く続いてきたこともあり、自由恋愛やカップルで行動するということにまだ慣れていないこともあります。
しかし時代が変わってヨーロッパやアメリカのようなカップルで行動する文化が一般的になってきたことで、中高生の頃から「恋人がいる」ということが一つのステータスになってきました。
その一方で多様な性の形が世間的に認められるようになってきており、必ずしもカップルでいることが幸せではないという正直な気持ちもまた尊重されるべきという流れも出てきています。
恋人がいるということのメリットは、1人で行動をするという孤独感がないということと、生活の中で自分以外の特別な人がいるというスペシャル感です。
ですので逆に考えると、1人でいるという孤独感を不快に感じることがなかったり、生活の中で十分に充実する何かを持っているという人にとっては、必ずしも人生に「恋人」という存在は必要ではないということになります。
あえて恋人という形をとらなくても、周囲に親しい友人が多くいたり、支えてくれる人がいるという安心感があると、特に恋人を作りたいとは思わないでしょう。
恋人がいないと幸せを感じない人の特徴
恋人がいることで得られる充実感はとても大きなものです。
クリスマスやバレンタインデーなど、恋人のためのイベントは年間を通じて行われていますし、そうしたところに出かけて自分たちと同じく幸せそうに寄り添っている人を見るのもまた幸せなことでしょう。
しかし恋人を作る目的が自分自身の心の充実ではなく、周囲への見栄のようなものが優先している人も中にはいます。
「クリスマスなのに一緒に過ごす相手がいない」ということを苦痛に感じる人は、誰か好きな人がいるというよりも、孤独に耐えられないという傾向があるのでしょう。
実際、常に恋人が切れないタイプの人というのは、自分一人だけの時間を充実させるよりも、誰かと一緒の時間でないと安心できないと感じていたりします。
それは決して悪いということではなく、自分一人の世界よりも、誰かと共有する世界の方が貴重であると感じているためです。
ただそれが行き過ぎてしまうと相手を過剰に束縛するようになったり、自分以外のことに相手が興味を持つようになったときにそれを排除しようとするという行動になってしまいます。
恋人と長く付き合いを続けていくためには、自分の気持と相手の気持ちを完全に一致させるのではなく、お互い一人の時間を尊重するということも大切になってきます。
自分自身が幸せを感じるためには、相手もまた幸せでなければならないということに気づくことで、よりよい恋人との関係を築いていくことができるのではないかと思います。