ED治療と聞くと、後ろめたいような、気恥ずかしいような感じがする……。
ED（勃起不全）はとてもプライベートでデリケートな問題であるので、なかなか人に相談することができないと感じている人は多いのではないでしょうか。
EDの発症率は年齢が上がるにつれて上昇していきます。
40代～50代約10人に1人の割合、60代になると約2人に1人の割合でEDになるとされています。EDに限らず、男性機能や勃起の調子具合に悩みを抱えている人は年齢を問わず相当数いると思われます。
EDについてネットで調べてみると体験談や憶測の情報などさまざまな出てきますが、ここでは、医学的な根拠が明確なED情報を紹介します。
EDとはいったいどんな病気？
まず、EDについてどんな病気なのか紹介します。
日本性機能学会の定義によるとEDは「満足な性行為を行うのに十分な勃起を得られないか、維持できない状態が持続、または再発すること」とされています。
EDは勃起不全や勃起障害の略語ですが、英語表現の「Erectile Dysfunction」の頭文字からとってきてEDと呼ばれています。
EDの発症率は世界的にみると年齢が上がるにつれて上昇していきます。全年齢でみると、どの国においても20％～10％台と大きな差が出なかった一方、日本では、34.5％と群を抜いてEDの発症率が高い状態で推移しています。自分でEDと自覚していない潜在的な患者は国内に1,130万人に上るといわれており、40歳以上の男性の半数以上が何らかの症状を抱えているといわれています。
参考：EDとは【浜松町第一クリニック】
ED治療で注意すべきこと
ED治療薬を海外から個人輸入するケースが増えていますが、その内の4割が模造品だったというデータがあります。ED薬は近年インターネット上でも販売されており、海外から個人輸入することもできます。しかし、その実態を製薬会社が調査したところ、ネット販売で入手したED治療薬（バイアグラ、シアリス、レビトラ、PED阻害剤）のうち55.4％が模造品であったという結果が出でています。
また、ED治療薬が内服ができない人もいるため、医師に診察を受け適切に処方をしてもらうことが大切です。診察はオンライン処方やED治療薬を通販で購入することもできるクリニックもあるので、個人輸入ではなくED専門の医療機関が処方してくれる正規の薬を使いましょう。