ブラック企業の特徴
近年では社会問題にもなっているのが「ブラック企業」です。
ブラック企業とは、劣悪な就業環境を強制したり賃金を支払わなかったりといった、労働者を使い潰すようにして使う企業のことです。
ただ一方で、言葉が有名になりすぎたために明確な定義が曖昧になってしまっている部分もあります。
そこで、改めてどういった企業が「ブラック」なのかという特長を3つにまとめてみました。
・長時間労働やサービス残業などの「使い潰し型」
・大量に採用して退職することを前提にして仕事をさせる「ふるい落とし型」
・パワハラやセクハラなど職場内でのいじめ行為がある「無責任・無秩序型」
世間的に有名になったのは最初の長時間労働が慢性化している「使い潰し型」ですが、その他にも多くの職場でさまざまなタイプの「ブラック」が明らかになることで、分類されるようになりました。
見るべきポイント
まず自分のいる会社が「ブラック」であるかということを計る基準の一つとして、給与がきちんと規定通りに支払われているかということがあります。
最初の長時間労働型などがまさにそれですが、規定されている就業時間以外の時間外労働が異常に多かったり、サービス残業を強要されるという場合は、かなりブラック企業の可能性が高いです。
次の「ふるい落とし型」ですが、保険会社の外交員や、少し前までのMRのような人海戦術的営業をしている企業などがこれにあたります。
最近ではアルバイトの店員にノルマに満たなかった商品を自分で買い取りさせたりといったこともありますが、そうした「どうせ辞めるんだから」と無理難題を押し付けて次々に採用を繰り返すのもブラック企業です。
最後の嫌がらせが常態化している企業についてですが、これは最初の「使い潰し型」とセットになっていることがよくあります。
実際のケースでは、まだ仕事に慣れていない新入社員に対して人格否定をするようなことをいい続け、反抗する意思を無くさせてから奴隷のような使い潰しをしていくものです。
勤務をしていて「おかしい」と感じることがあったら、早めに辞めるという選択を頭に入れておくとよいでしょう。
面接で見抜く方法
絶対100％とはいい切れませんが、高確率でブラック企業である面接での対応パターンがあります。
- 面接の連絡が異様に早すぎる、または遅すぎる
- 担当者や言っていることがコロコロ変わる
- 圧迫面接やプライベートな質問など、面接官の態度が非常に無礼
こうした特長があるということは、会社が人事を軽く考えており、思いつきで人を採用しているということが予想されます。
最初の面接連絡の早さについてですが、ブラック企業は慢性的な人手不足なので、面接をして「じゃあ明日から」といったような急すぎる採用では要注意です。